スイスを拠点とする世界最大のプライベートバンク・UBSは毎年末、世界の投資家に対して来年1年間の投資戦略を示すため、見通しレポートを作成しています。

このレポートはたいへん重要なもので、UBSは毎年、新しく印象的な方法で情報を示そうと取り組んでいます。この2024年版のレポートにTaro’s Origami Studioがコラボレーションしたので、その様子をお伝えします。

 

数年前のレクサスの撮影と同様、この撮影にはシニア・アーティストが立ち会うことにしました。そうすることで、アーティストがその場で必要なものを作ることができ、位置や見せ方の細かい調整も可能となります。

 

1: 企画会議とデザイン

まずは撮影を担当するRally On メディアチームとの話し合いを行いました。 撮影チームが用意したAI生成画像をもとに、このビデオで伝えたい全体像や雰囲気の方向性を確認します。 ZOOMミーティングで全員の合意を確認した後、Taro’s Origamiチームは製作作業を開始しました。

2: モデルの製作

まずはプロジェクトを2つのパートに分けました。

1つ目のパートは、地球儀、矢印、稲妻など、製作が決まったモチーフを実際に作成することです。

もうひとつは、視覚的に面白く、かつ動画の主軸からフォーカスをそらさないような背景のデザインを見つけることでした。 試行錯誤のプロセスでしたが、最終的にシニア・デザイナーのFrank Lingのデザインにより、折り紙の鳥のバリエーションを全体に配置することになりました。

3: 設置

いよいよ撮影です。 まずデザイナーのFrankと制作会社がすべての折り紙の形を確認し、撮影で使用する折り紙を決定しました。Frankは会場で丸1日かけて製作・設置し、折り紙の世界を作り上げました。

そこから制作会社が、映像の適切な瞬間に適切なモチーフが映り、最も効果的な映像となるようカメラワークを確認する作業に入りました。

4: 最終的なディスプレイ

こちらは撮影中のスペースの様子です。芸術的ながらも統一感のある仕上がりになりました!

 

 

こちらがUBSから公開されている完成版のビデオです。ぜひご覧ください!

2024年の投資戦略についても知ることができますよ。

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