私たちの使命

私たち一人ひとりの中には、無限の創造力があります。私たちは、折り紙を通じて、自由な表現ができる環境を作ることをミッションとしています。

移転前のパークスロープスタジオ

スタジオについて

創業時のパークスロープスタジオ

Taro’s Origami Studioは、折り紙の芸術と表現に特化した空間です。一枚一枚丁寧に折り紙を折ることで、その過程そのものの美しさを楽しみながら、一枚の紙から全く新しいものを生み出す創造性を表現することができるのです。Taro’s Origami Studioでは、子どもから大人まで、あらゆるレベルの方に体験コーナーやクラス、ワークショップを提供しています。

Taro’s Origami Studioは、日本の伝統的な芸術をベースに、タッチスクリーンを使った折り紙ソフトを使った新しいプラットフォームを作っています。また、グループで楽しめるパーティーの企画もあり、折り紙という芸術を特別な時間に共有することができます。

私たちのビジョンは、折り紙が初めての方にも、経験者の方にも、折り紙を身近に感じていただけるようにすることです。

なお、現在のブルックリンスタジオはサンセットパークのジャパンビレッジにありますが、移転前の創業時のスタジオのパークスロープにあり、そのデザインは宮本牧子氏makiko@makikomiyamoto.comが担当しました。彼女は、その後オープンしたカルフォルニアのサンフランシスコスタジオ及び現在のサンセットパークスタジオのデザインも担当しました。

 

カルフォルニア州オークランドのスタジオ

現在のサンセットパークスタジオ

 

 

創設者について – タローヤグチ氏

タローヤグチの紙に対する愛情は、日本で育った子供の頃に培われたものです。 彼の祖父は、日本の伝統的な紙である和紙ビジネスに携わっていました。植物の繊維が、光沢があり、薄く、丈夫な和紙に生まれ変わる様子に、タローヤグチはいつも心を奪われていました。 そして、紙や植物、自然に対する尊敬の念が、彼の折り紙への愛情へと発展していったのです。

祖父の後を継ぐことなく、東京理科大学工学部機械工学科に進学したタローヤグチは、その後米国に渡り、米国と日本に事務所を構える国際特許事務所を経営しはじめました。このままでは、紙から遠ざかってしまうと思われたところで、2001年、彼の専門とする国際技術移転の会議に出展することになり、折り紙に再び興味を持つようになりました。彼のブースで人目を引くノベルティグッズが必要だったところ、片面に会社の情報、もう片面に紙飛行機の折り図をデザインしたシンプルな折紙用紙を用意し配布したのです。これが大当たりで、彼のブースには一度に3〜4枚の紙飛行機を手にする人が続出。 それが評判を呼び、会場のスタッフからも「折り紙をください」と言われるようになった。その時、太郎は「これはいける」と思ったのです。 単純な紙飛行機でこれだけの反響があるのなら、もっとリアルに、細部まで再現してみたらどうだろう。 そのとき、祖父の工場にあった和紙の匂いと、折り紙を折った幼い頃の記憶がよみがえった。 そして、いろいろな折り方やデザインを試すようになったのです。

特許関係のクライアントを担当するため、毎月のように米国と日本を往復していたタローヤグチは、飛行機の中の時間が瞑想的な折り紙作りの時間になりました。 「どうしたら折り紙文化の楽しさを、世界中の何百万人もの人々と分かち合えるだろう? どうしたらもっと身近に感じてもらえるだろう?” やがて彼は、ユニークな印刷済みのシート状のグラフィック折り紙を思いつきました。 彼は当初、民間航空機、トラック、自動車、その他の交通機関のためのグラフィック折り紙を作成し、意匠権と著作権を取得しました。

その後、乗物折紙の本や商品を出版するようになり、それがきっかけでTOYOTAなどの企業の仕事もするようになりました。 そして、ワークショップや折り紙パーティーの需要に応えるため、ニューヨークのブルックリン、パークスロープに最初のスタジオをオープンし、さらにカリフォルニアのオークランドにもスタジオを拡張したのです。

矢口太郎のテレビジャパンインタビュー