ホリデーシーズンには、米国の全てのファッションブランドが、ゲストを感動させ楽しませる何らかのイベントを企画します。このホリデーシーズンに、ラグジュアリーブランドであるティファニーの企画担当者はあるアイデアを思いつきました。  それは、折紙とアートのつながりをテーマにした、ユニークなブティックショッピング体験を実現しようというものでした。

そこで、ティファニーの企画担当者はニューヨークのタローズ折紙スタジオに企画について問い合わせました。それに対し、タローズ折紙スタジオのシニアアーティストは、折り紙の種類(模型、テッセレーション、モジュールなど)を示すと共に、折紙がアートの観点からいかにして素晴らしい作品を生み出すかを簡単にプレゼンしました。   その後、ティファニーのチームはタローズと契約し、アメリカ東海岸にある13の店舗で得意客に折り紙を披露し、教え、折ってもらうことになったのです。

タローズ折紙スタジオの折紙アーティストは、ホリデーシーズンに合わせ、教えやすいテーマを決め、それに沿った折紙作品をいくつかピックアップしました。  この作品選択で目指したのは、短い時間で折れることと、クリーンな伝統的モデルのバランスです。

12月上旬の3週間にわたって行われたこのイベントは、場所によって対応が若干異なるものの、タローズ折紙アーティストチームは、あらゆる年齢層のゲストに参加してもらうことができました。  ある人は「どうやったら折り紙のプロになれるのか」と尋ね、またある人はアーティストに折ってほしい作品のリクエストをしました。  しかし、一番良かったのは、様々な得意客に実際に折り紙作品を折ってみるという体験をしていただいたことです。

ティファニーの店舗で使用された、さまざまな種類の折り紙の例をご紹介します。  最新の広告キャンペーンから、明るいアンディ・ウォーホルのテーマに合わせて、色とモデルを選びました。

どんな規模のプロジェクトでも、タローズ折紙スタジオのチームは、このようにユニークなもので企業を目立たせる方法を見つけることができるのです。

(B)