2025年4月初旬、ザ・プリンスパークタワー東京にて開催された、あるアメリカの大手保険会社による社員向けインセンティブ・インバウンド旅行(MICE)のイベントにおいて、Taro’s Origami Studioは、折り紙インスタレーションおよび折り紙ワークショップの企画・制作・運営を担当いたしました。

本イベントは、全米各地から選出された優秀な社員とそのご家族を日本に招待し、功績を称える表彰式と文化交流を兼ねた特別なプログラムとして実施されました。私たちはこの機会に、日本文化を象徴する「折り紙」を通じて、ゲストの皆さまに日本の美と精神を体験していただくための空間演出とアクティビティをご提供しました。
インスタレーションの概要
今回のプロジェクトでは、ホテルの2か所の空間にまたがる大規模な折り紙インスタレーションを展開。天井からは数百羽の折鶴が浮遊するように吊り下げられ、視線を上に誘導する演出が来場者を魅了しました。また、全長16メートルにわたる折り紙の帯状構造体が空間に奥行きと流れを加え、会場全体に詩的なリズムを生み出しました。

さらに、Taro’s Origami Studioオリジナルの折り紙アニメーションアプリを搭載したタブレット端末15台を使用した体験ブースも設置。デジタルと手仕事を融合させたこの新しいスタイルは、初めて折り紙に触れる海外の方々にもわかりやすく、大変好評をいただきました。

加えて、特製の折り紙アヒル(Duck)100個を手作業で制作し、キャンディーのように包んで来場者に配布。その可愛らしいフォルムと丁寧な包装は、記念写真の中で思い出として残る存在となりました。

制作と設営の裏側
本プロジェクトは、Taro’s Origami Studioのニューヨーク・ブルックリンチームと東京・浅草チームの国際連携により実現。異なるタイムゾーンと文化背景の中で、それぞれの強みを生かしながら連携し、短期間での準備を完遂しました。
総作業時間は100時間以上におよび、インスタレーションの折り紙は200個以上を手作業で制作。
使用紙は、**1.3m、60cmの大型紙(白・銀・水色)**を中心に構成。設置には専門チームが動員され、約5時間をかけて会場全体に調和する配置を完成させました。
また、取り放題形式の体験コーナーでは、20色以上の色とりどりの折り紙を用意し、文化体験としての自由度と楽しさを高めました。
当日の様子と参加者の反応
イベント当日は、18時のドアオープンから夜の忍者ショーが終了する21時過ぎまで、多くのゲストが折り紙体験を楽しまれました。外国人ゲストの中には、完成した作品を手にしながら歓声を上げる方もおり、日本の伝統文化が国境や言語の壁を越えて感動をもたらしている様子が印象的でした。
空中を舞う折鶴、光の中に佇む巨大なオブジェ、そして各テーブルで集中して紙と向き合う人々——折り紙が持つ多層的な表現力が、空間全体を包み込み、ひとときの“文化的没入”を演出しました。
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今後に向けて
今回のインスタレーションは、折り紙というアートの力が、単なる装飾を超えて、文化の架け橋となる体験価値を生み出すことを改めて証明した機会となりました。Taro’s Origami Studioは今後も、国内外の企業イベントや国際交流の場において、折り紙の可能性を広げる提案を続けてまいります。
「折る」という行為に込められた心の静けさと創造性を、世界の人々と分かち合う——それが私たちの使命です。
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