紙幣を使った折り紙はアメリカでは”Dollar Bill Origami”として親しまれ、パーティーグッズや子どもの遊びとしてだけではなく、プロフェッショナルな広告ツールとしても注目されています。遊び心と実用性、価値のバランスが取れており、気軽でありながら思いやりのあるアートとして人気を集めています。

Taro’s Origami Studioではこの春、アメリカの大手銀行 Kearny Bank の全米広告キャンペーンに、新しいDollar Bill Origamiのデザインを提供しました。

このプロジェクトは、ひとつのシンプルな発想から始まりました——人々が苦労して稼いだ紙幣の形を、彼らが購入する最も高額な商品へと変えるという発想です。しかしクライアントが持っていたのは、AIで生成された参考画像数枚のみでした。

そこで折り紙のプロアーティストチームである私たちが、現実の折り紙へと作り上げることになりました。

ニューヨークBrooklyn Studioのシニアアーティスト・Frank Lingが製作チームを率い、クライアントが想像するアイディアを現実の作品とし、展示する仕事に数ヶ月をかけて取り組みました。また、今回デザインした作品を折るビデオを製作し、その動画も広告に使えるようにしました。

この記事では今回のプロジェクトの過程を順を追ってご紹介します。

1. 依頼

Kearny Bankからの依頼は、彼らが選択した4つのイメージ(家、帆船、握手する手、コミュニティ)を、ドル紙幣を使って折り紙で表現することでした。作品は印刷物からソーシャルメディア、テレビ広告、看板にいたるまで、Kearny Bankの広告すべての統一イメージとして使用されます。

つまり、すべての画像が本物のドル紙幣のように見せつつ、全体のメッセージを明確に見せる必要がありました。また、イメージカラーであるオレンジをアクセントカラーとして各モデルに組み込むことも求められました。

以下の写真はFrankが初期段階で作った試作品です。

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2. クライアントの意見を踏まえた改訂版の製作

クライアントからの試作品の評価はたいへん高く、これをベースに完璧な広告を目指してデザインを洗練させていくことになりました。

ドル紙幣の肖像画部分の配置によっては、見せたい全体像ではなく肖像画が目を引いてしまう可能性があるため、ベン・フランクリンの顔が邪魔にならない最適な配置を考えなければなりませんでした。

次に、「握手する人」のモデルで最も修正が難しい部分を整理する必要がありました。片方の人のオレンジのジャケットが少しコミカルすぎて浮いてしまったため、もう一人のスーツにもオレンジ色のパーツを追加することになりました。

そして最後に、「家」のモデルの周囲に人を配置し、賑やかな住環境と温かいミュニティを表現しました。

それぞれの作品のデザインが完成しクライアントの承認を得たところで、Frankは撮影の準備に入りました。

3. 撮影

今回のプロジェクトでは、Frankが折り紙のデザインだけではなく、完成作品の静止画の撮影および、折る過程の広告用動画の撮影まで責任をもって担当しました。

次の数週間をかけ、Frankは撮影機材とチームを揃え、必要な静止画・動画素材をすべて撮影しました。Taro’s Origami Studioではこのように、折り紙作品自体の製作だけではなく、作品の展示や映像・舞台での使用に関連する作業までを、すべて経験あるアーティストたちが一貫して行っています。

4.完成

Frankが撮影した静止画・動画素材を用いて、Kearny Bankのプロフェッショナルチームによる一連の広告が制作されました。

最終的には、印刷物・交通広告・看板・オンライン・動画という5つの媒体を組み合わせた広告キャンペーンが展開されました。

以下の動画でその成果をご覧ください!

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折り紙を用いた広告素材作成ならTaro’s Origami Studioへ!

Taro’s Origami Studioは長年の経験をもつ折り紙のプロアーティストチームです。

想像できるものなら、大抵なんでも紙で表現できます!

私たちはこれまでに車や建築物、花、宝石、企業のロゴなど、ありとあらゆるものを折り紙で再現し、世界中の企業とコラボレーションしてきました。

詳しくは 企業コラボレーション のページをご覧ください。

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