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アトランタ PRUMC大聖堂インスタレーションアート
– グランドフィナーレ –
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アメリカ・アトランタの教会、Peachtree Road United Methodist Church (PRUMC)の大聖堂にて、2024年11月より1年にわたって展示されてきた、折り紙の鳩のインスタレーションアート。平和への祈りを込めて制作されたこの作品がついにグランドフィナーレを迎えました。
2025年11月2日に行われたこの式典に参加するため、Taro’s Origami Studioから代表アーティストのタロー・ヤグチと、このプロジェクトの制作リーダーを務めたFrank Ling、Ben Friesenの3人がPRUMCを訪ねました。
この作品は構想・設計に2年を費やした一大プロジェクトでした。こちらの記事でその製作の様子を見ることができます。
このインスタレーション展示は私たちとしても思い入れが深く、終わってしまうのは寂しいですが、この日お会いした敬虔な信徒の言葉をお借りするなら「終わりがあるからこそ美しい」のです。
この記事では、この美しいアート空間のフィナーレを飾る礼拝の様子や、PRUMCコミュニティの皆様にこの1年を振り返っていただくための特別な記念品の制作など、プロジェクト終盤の歩みをご紹介します。
1) 空間アートのフィナーレを飾る特別な礼拝
この大聖堂に舞う鳩のインスタレーションアートは当初、PRUMC教会の100周年を記念して、6ヶ月間限定で展示される予定でした。しかし教会関係者と地元コミュニティの皆様にご支援をいただき、1年間に延長されました。
この1年間、コミュニティの皆様の人生の節目を祝福し、平和への祈りを表現してきた鳩たちでしたが、100周年の記念行事が終了し、ついにこの大聖堂から旅立つ時がやってきました。鳩たちの門出を祝して、この大聖堂で記念礼拝が開かれることになりました。
2025年11月2日、Taro’s Origami Studioの代表タロー・ヤグチ、そしてこのプロジェクトの設計・制作を担当したBen Friesen、Frank Lingの3人が、記念礼拝に参加するためPRUMC教会を訪ねました。主任牧師のビル・ブリット師に温かくお迎えいただきました。
ビル・ブリット師は礼拝の中でTaro’sの3人を紹介してくださり、会衆の皆様から温かく盛大なスタンディングオベーションをいただきました。
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礼拝の後、ジョージア・バイズ合唱団とPRUMC室内合唱団によるスペシャル・コンサートが開催されました。Taro’sの3人は地元アトランタの皆様と一緒に、素晴らしい歌声の競演を堪能しました。
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実はタロー・ヤグチ本人がPRUMC教会を訪ねるのは、これが初めてでした。これまで遠隔でプロジェクトの制作に関わっていたタローでしたが、ついに実際の展示を見ることができました。プロジェクトリーダーであり実際の設置作業を担当したFrankが、そのプロセス等を実物を前にシェアしました。
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BenとFrankはその後、PRUMC側で今回のアートプロジェクトを主導した教会の最年長メンバー、イヴ・レスペスとも近況を語り合う機会を得ました。
この場で贈り物の交換が行われ、Taro’sチームは教会から記念の折り紙バッジをいただきました。また、Taro’sから教会チームへは、折り紙の鳩の群れをガラスケースに収めた壁掛けアートを寄贈しました。

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2) 空間アートの撤収
今回のインスタレーションアートを飾った1000羽の鳩たちは、単に撤去されて終わりではありません。
Nothing is special unless it ends. – a PRUMC congregant
「終わりがあるからこそ美しい」- ある敬虔な信徒の言葉
3) 鳩の取り外しと保存
1000羽の鳩たちの取り外し作業は、細心の注意を払って行われました。
作業の下準備
記念礼拝の翌日、チームは撤収した鳩を一時的に収容するスペースを確保し、各部品を保管するためのコンテナを準備しました。また、作業に必要なはしご、油圧リフト、機材等が十分に揃っているかを確認しました。このアートは高所に設置されているため、撤収にもさまざまな特別な機材が必要となります。撤収作業
まずは天井に最も近いバルコニーからネットを緩め始め、鳩たちを手の届く高さまで下ろしていきます。鳩は細いワイヤーで固定されているため、紙やネットが破れないよう慎重に進められました。手が届く高さになったところで、一羽一羽のワイヤーの長さを調整し、スポンサーの皆様に受け渡すための準備を整えました。
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- 記念品としての受け渡しに向けた点検
鳩を一羽ずつ点検し、汚れを取り払いきれいに手入れしました。幸いなことに、空調の効いた聖堂は、オルガンから吹く微風も含め完璧な環境を提供してくれていたため、1年にわたる展示の後でもほこりは一切なく、ほぼすべての鳩が完璧な状態を保っていました。 吊り下げ装置・ネットの撤去
すべての鳩が無事に切り離され、次はネットと吊り下げ装置を解体します。この設備は大聖堂の建築構造に合わせて、Taro’sチームが特別に設計しました。壁や天井、既存の設備を傷つけないよう、これらの部品を取り外す際には細心の注意を払う必要がありました。また、教会の希望により、将来この設備を使って他の展示物を設置できるよう、一式を保存しておくことになりました。撤収作業の完了
最後の鳩を切り離す瞬間を録画し、折り紙の破片を拾い集め、撤収作業は完了しました。
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4) コミュニティの絆を深める記念品
最後に、1000羽の鳩たちは教会の事務所に運ばれ、PRUMCの特別な100周年記念ロゴが刻印されました。その後、Taro’sチームは鳩の状態の最終確認を行い、引き渡し用に梱包しました。
この事務所で、3年以上前の初打ち合わせで作られた、サンプルの青い鳩と偶然再会するという嬉しいサプライズもありました。
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こうして、1年にわたり大聖堂を舞った1000羽の鳩たちは、コミュニティの絆を象徴する記念品として生まれ変わりました。
しかし、すべてが落ち着いてから、ある重大サプライズが判明しました……実はこのプロジェクトは、教会の会衆の間で予想以上の支持を得ており、なんと予定より400家族も多いスポンサーが集まっていたのです! Taro’sチームはその後2週間で、400羽の鳩の壁掛けアートを追加で製作しました。
5) エピローグ
撤収作業の前、Taro’sの3人がアトランタを訪れた際、もうひとつの大切な思い出ができました。
展示期間の1年にわたり、PRUMC大聖堂では毎週ボランティアスタッフが案内を行っていました。今回、主任牧師のイヴ・レスペス師から、このプロジェクトのデザイナーであるFrankとBenに、教会メンバーと数名の特別なゲストを連れて最後の案内を行い、Taro’sチームがどのようにしてこの生き生きとした空間アートを実現したのか語ってほしいと依頼をいただきました。
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教会の熱心な信徒の皆さんからたくさんの熱心な質問をいただき、このガイドツアーは1時間におよびました。これまでの製作活動に対して、数えきれないほどの感謝の言葉をいただきました。
最後に、PRUMC教会の皆様と、アトランタの地域コミュニティの皆様へ。
私たちのアートを温かく迎えてくださったことに、Taro’sチーム一同、心よりの感謝を申し上げます。
鳩たちを取り外すのは少し切ない気持ちになる瞬間でもありましたが、この最後の記念礼拝は同時に、私たちがコミュニティの皆様と共に作り上げたもの − 美しさ、希望、そして地域の絆を共有する体験 − を祝福する場でもありました。皆様の一生に一度の壮大なプロジェクトに携わることができ、本当に光栄でした。
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